ながら運転の罰則強化!運転中のスマフォや携帯は命取りとなる。
運転中に携帯電話を操作する「ながら運転」の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が12月に施行されますね。
警察庁が施行令案を公開し、8月20日まで一般から意見を募集しています。
私はサラリーマンの事務屋なんですが、車両管理の業務にも携わっています。
車両は約400台保有しています。
貨物自動車や旅客輸送ではなく、設備のメンテナンスや営業に使用しているので、事故や違反が即事業に影響がある訳ではありません。
しかし事故が起きれば保険を使って修理するので、翌年の保険料に跳ね返ってきます。
台数が多いので自動車保険はフリート契約です。
全車両の保険料に影響が出ます。
しかも修理中は業務に使えないし、怪我が発生
すれば、その社員が業務に就く事ができません。
会社の車ですから、重大事故が発生すれば企業の管理責任も問われますし、起こした事故の内容によってはマスコミにも名前が出る事でしょう。
という訳で弊社では車両管理規定を改定して、罰則規定を厳しくしたりし、事故防止に本腰を入れ出しました。
また、ドライブレコーダーのデータを外部の会社に分析してもらい、社員の危険運転を分析してもらい、事故内容等のデータを加味して、交通事故防止の対策をしています。
データを分析したフィードバックをもらうのですが、事故を起こす原因として最も注意されるのが「携帯電話、スマートフォンの使用」です。
なんせドライブレコーダーの映像記録に危険運転時に通話してるのがバッチリ映ってるからw
まあハンズフリーで通話してはいますが(たぶん。。)
ちなみに弊社ではハンズフリー通話も禁止です。
ハンズフリーで通話してても運転中に携帯電話、スマートフォンで仕事の通話してると、意識が通話に集中してしまい、運転への意識が薄くなってしまうんですね。
特に高速道路でスピード出してたりすると致命的です。
まあそりゃそうだわな。
会社で売り上げのハッパかけられてるから余裕ないし、シビアな会話してて運転に集中なんて出来ないしね。
運転中のアクションが遅くなる事は明白。
しかも悪いことにメールでも業務連絡くるし、電話に出なくても着信履歴みたりするし。
うちの社員、スマフォのチラ見で結構おまわりさんに検挙されてますよ。
あ、ちなみに弊社では事故報告書と違反報告書の提出を義務づけてますので、社員の交通違反は把握してます。
ところでハンズフリー通話は自治体によって条例で禁止されてます。
まだハンズフリーで検挙された事は無いですが、厳罰化の流れもあるし、あるかもですね。
それかハンズフリーはオッケーって流れか。
多分ハンズフリーはオッケーになるでしょう。
実際、今後進化する自動運転に紐付けて運転中の携帯電話はオッケーになりそうです。
ただ、どこかの大学の実験だと、ハンズフリー通話でも飲酒と同じレベルで運転中の動作が遅れたり、視線が一点に集まりやすいって結果が出ていたはずです。
まあ、この辺はまだ勉強不足でいろんな知見を集めて分析したいと思います。
という訳で、運転中の携帯電話、スマートフォンのながら運転は危険だと思いますし、罰則も厳しくなり、事故でも起こそうものなら刑事罰ですからね。
反則金も罰金もたっぷり取られるんで、携帯電話、スマートフォンは運転中はカバンの中とかにしまっておきましょう。
ちなみにカーナビの注視も違反なんですよねw
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施行令案では、自動車などを運転している際に、携帯電話を操作した場合の反則金と違反点数を引き上げる。
例えば普通車なら反則金は6000円から1万8000円になり、違反点数も1点から3点に変更する。
運転中にスマホや携帯を手に持ち、通話やメール、ネット通信、ゲームなどをする行為は禁止されている。
カーナビやテレビなどの画面を注視することも同様。
ながら運転の罰則は現在5万円以下の罰金だが、懲役刑を設け、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金に引き上げる。
これらの行為で、事故を起こすなど「交通の危険を生じさせた」場合の罰則は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金から、1年以下の懲役または30万円以下の罰金に引き上げる。
行政処分である反則金の限度額も大幅に引き上げ、政令で定める実際の反則金は普通車が6千円から1万8千円、大型車が7千円から2万5千円、二輪車が6千円から1万5千円、原付きバイクが5千円から1万2千円となる。
交通の危険を生じさせた場合は反則金の対象とせず、全て刑事手続きにのせる。
以上、詳しくは警察庁のHP等で調べてください。
今日はここまでです。